光の当たる角度で青にも赤紫にも見える土台に、
リアルなシルバーのトンボのレリーフが
神秘的で勇壮な・・・
大きなチェコガラスボタンを、
帯留めに加工。
裏にブルーの色滲みがあるのは
裏側のボタンの足を研磨し平にする際に
透明部分が出来たため、裏側の一部分に
ブルーの彩色を施したせいです。
トンボは・・・
戦国時代には「勝ち虫」と呼ばれ、
素早く飛び回り害虫を捕らえ、
前にしか進まず退かないことから「不退転」の精神を
表す象徴として武士に喜ばれ・・・
武具や陣羽織、印籠の意匠として用いられたとか
晩夏から初秋にしか見ないトンボなのに、
宇宙に通じる蒼穹を背景に・・・
すいすいと飛ぶ姿に、
なぜか、永遠を感じる。
そんな佇まいが、
季節を問わず、
浴衣などのカジュアル着物や
小紋・紬などの洒落着や
付け下げ・訪問着程度のプチフォーマルや、
アンティーク着物などのコーデに・・・
幽玄な色の持つ神秘的なオーラを纏わせ、
着物と帯の色柄空間を
宇宙に繋がる空やきらめく水辺や、
民家の生垣や公園などの景色に変えて・・・
ファンタジーを紡ぎ出し、
格調高い大人エレガンスな装いに仕上げます。