アクセスありがとうございます。私の工房で作成したTLタイプです。
工房についての説明です↓
元々ミュージシャンやエンジニアなどのギターベースのカスタム、ピックアップ作成を個人レベルで行っていました。
私自身が元々ミュージシャンであり、エンジニアや作詞作曲編曲など行っていたこともあり、
個人的に実現したい事や、メーカー品に対しての不満が溜まってきたため自分で丸々作りたいという想いが強くなりました。
3~4年ほどかけテストやプロトタイプ作成を行い、色々な方から意見を聞いてデータを集め、
制作のためのノウハウを貯め続けやっと形にできるレベルになりました。
今後どうなるかは不明ですが、しばらくはこちらのオークションに出品して反応を見る予定です。
とにかくコストパフォーマンスが高く、ハイエンドと何の遜色ないものを目指しています。
基本ワンオフのものになりますので、気にいったら是非手に取っいただければと思います。
ギタースペック
ボディ:アルダー
ネック:ウェンジネック・ウェンジ指板
カラー:ピアノブラック(フルニトロセルロースラッカー)
ピックアップ:ハンドワイヤードアルニコ8
ペグ:ゴトーSG381-07-L6
ブリッジ:ウィルキンソン真鍮コマタイプ
配線材:オヤイデオリジナルワイヤー&オヤイデオリジナルハンダ
ポッド:Vol→500kΩBカーブ TONE→500kΩBカーブ
コントロール:1Vol1TONE(ハーフポジション時ハムキャンセル)
重量:3.83kg
全体加工について
ボディ加工は国内の工房、ネックは海外の良質な材を扱う工房を探し、7割完成のレベルでオーダーしました。
大規模な木工を外注することにより、大幅にコストを下げる事ができました。
ネック回りはとにかく手に吸い付くようなフィット感を重要視し、フレットエッジや指板側面の加工を徹底的に行ってます。
ネックが硬質なものなので、ボディとの振動ロスがなるべく無いようネックジョイントはあそび無しのジャストサイズで仕上げました。
テレキャスを弾いていて身体への接触部分が痛い・・・という経験があったので、身体側の角を各部位によって変えています。
ネックジョイント部分もプレートに干渉しない程度に削っています。
(あまりテレキャスらしいフォルムを壊したくなかったので最低限の加工にとどめています。これだけでもかなり違いますが・・・)
ネックはスタンダードなUタイプで、フレットはノーマル~ミディアムジャンボの中間くらいのかなり美味しいとこサイズをチョイスしてます。
長く使っていただけるようワイヤリングを含め全体的に耐久性の高い構成になってます。
塗装について
シーラーを使わずに通常塗装のような見た目にできないものか?ということで、
下地からニトロセルロースラッカークリアを薄く塗っては削り・・・を繰り返し下地を作り着色層→クリアの順で塗装してます。
手間はやたらかかりましたが、結果全体的に塗膜が薄くなり生音がやたらデカくなりました。
ニトロセルロースラッカーですので経年による変化も楽しめると思います。
構成部品について
ピックアップはアルニコ8のTLタイプという世の中には(あまり)無い仕様の珍しいものを作ってみました。
やたらキャンキャンした音のテレキャスが苦手で、かといってほぼストラトの音のするようなものも意味が無いということで、
リアは自分なりにテレキャスの美味しい「ジャキジャキ」感がありつつローミッドのしっかりした太い音を共存させた音にチューニングしました。
フロントはテレキャスの弱点とも思えるほどスカスカになりがちなので、ストラトタイプをベースにテレキャス用にカスタムしてダイレクトマウントしてます。
ポッドは色々試した結果500kΩがベストだったので、ポッドに合わせてロー感をチューニングしたピックアップワイヤリングにしてます。
250kΩにするとベースのようなヘヴィさがでるので、お好みで変えてみるのも面白いかと思います。
ちょっとしたギミックとして、トーンを7~8割ほど絞るとストラトのようなシングルコイルと同じようなサウンドになるようにしてます。
ちょうど「テレキャス」として持ち上げた高音域が綺麗に削れるようコンデンサをチョイスしてます。(コンデンサはヒグチ電子のものを使用しています)
テレキャスに万能さは不要と勝手に思っていますが、手元で必要な音にできないと楽器として使いにくいと思います。
レコーディングなどシビアな現場で使用する方にはすごく好評な機能です。
ネックはオールローズのテレキャスを意識して質量のあるものをチョイスしてみたいという思いがあり、ウェンジをお勧めされたのでオーダーしてみました。
ウェンジ材は2年前からテストをおこなっており、ローミッドの出方と音の分離感、何より全く反らない剛性の高さは検証済みです。
コンセプトとしてはオールローズテレのニュアンスを再現というのもありましたが、基本的には「選択肢としてのテレキャス」を目指してビルドしました。
シングルコイルののったギターではなく「テレキャス」を使う意味をきちんと持ったギターを目標に電装系、ピックアップ、木工、塗装を行ってます。
立ち上がりの暴れ感が欲しいためブリッジのコマが真鍮製のものをチョイスしています。
細かいところですが、テレキャス使いは良くボリュームとトーンをいじるようでしたので、微調整がきくようにノブの径をやや小さめのものをチョイスしてます。
調整について
弦高は12Fで6弦1.5mm、1弦1.2mmとかなり低めの調整をしていますが、もう少し下げても問題ないようにしてます。この辺はお好みで調整いただけます。
あと調整箇所ではないですが、ピックアップが剥き出しになるため、タコ糸を巻こうかと思っていましたが、
正直格好よくはないので、特殊加工をした装飾和紙を巻いています。ちらりとお洒落な感じがいなせな感じではないでしょうか(笑)
音の傾向
音楽的にちょうどよい暴れ感を持った音になってます。ネックの特性でローミッドがはっきりしていて立ち上がり命のTLタイプとの相性は良好です。
テレキャスでよくある「~のポジションしか使わない」という事がなるべくおこらないよう、すべてのポジションで美味しいところを用意できたと思います。
ゴリゴリのサウンドからジャズテイストまで幅広く使えますが、特にクリーン~クランチくらいで延々と弾くのが気持ちよく、
テレキャスの音が欲しい!というときに必ず要件を満たすサウンドかと思います。
対象は本体のみとなりますので、ケースなどは付属しません。
落札後24時間以内にコンタクトの取れる方のみのご入札のみ受け付けさせていただきます。
塗装の性質上小傷が付きやすくなっております。
ご了承の上ご入札いただければと思います。
その他質問はお気軽にどうぞ。
ご入札お待ちしております。