■愚問賢註[賢答抄]
【判型】大本1冊。縦259粍。
【作者】二条良基(問)・頓阿(答)作。二条良基序。頓阿跋。
【年代等】貞治2年2月、二条良基跋。文安2年9月跋。寛永19年刊。[京都]武村市兵衛板。
【備考】分類「歌学」。『愚問賢注』は、南北朝時代の歌論書。1巻。頓阿・二条良基著。正平18=貞治2年(1363)成立。良基の問いに頓阿が答える形式で、歌の本質・風体・本歌取りなどについて説いたもの。/南北朝時代の歌論書。二条良基、頓阿の共著。正平 18=貞治2 (1363)
年成立。二条良基の質問に対する頓阿の回答という問答形式をとる。初めに良基の序があり、歌道の根本、心詞の関係、本歌取り、制禁の詞、題詠、歌合、歌病などにつき、二条派の主張を根本としながら、やや自由な態度で説く。
★原装・題簽付・状態良好。記名なし・蔵書印なし。【参考価格(初出品時の相場):日本の古本屋で、38,500円~75,000円】。